Vertex Groups(2/2)
今日は、ビデオの36番目「Vertex Groups – Blender 2.80 Fundamentals」の2回目。 ビデオの5:20くらいから。
Weigh Paint Modeで表示されるツールから代表的なDrawツールを選択する。
試しにTopのBoneが選択されている状態で下の方のVertexをドラッグしてみた。赤色になったので、TopのBoneをRキーでドラッグすると変化するようになった。
ブラシの設定を変更するためには、NキーでSidebarを表示させてToolタブのBrush Settingsを利用する。Ver.2.93を利用しているので画面上でも重要な設定が変更できる。FキーでRadiusを変更することもできる。
赤色にした部分を元に戻すには、Weightを0に設定してからドラッグする。重要なのは、中ボタンドラッグで回転させて全体を確認すること。
回転させないで、裏にかくれた部分のWeightを0にするには、まず、Brush SettingsのAdvancedにあるFront Faces Onlyのチェックを外す。(これで球体みたいなものも端まで編集できる。)
さらに、FalloffにあるFalloff ShapeをSphereからProjectedに変更する。(Sphereは、球のブラシなので奥行きが考慮されて裏まで塗れない。Projectedは、投影なので奥行きを考慮せずに塗れる)
このオプションは、ビデオの2.8から変更されていた。(意味は、同じだと思う。)
Weight Paint Mode以外でもVertex Groupsを編集できる。
Edit Modeに変更して、Cubeのどこか一部分のVertexを選択した後にAキーで残りのすべてを選択する。
Object DataタブのTopを選択した状態でRemoveをクリックする。これでTopに所属するVertexがすべて取り除かれた。
Cubeの上部を選択してTopにWeightが1.0の状態でAssignをクリックする。これで、Weight情報と共にグループに登録された。
どの部分がMidのVertex Groupに所属しているか確認したいときは、選択を解除してSelectをクリックする。
Weight Paint modeでは、先程利用したもの以外にも便利なツールがそなわっている。Blurでぼかして頂点間をなめらかにできる。AverageもBlurと似ていいるが頂点間を平均化してなめらかにできる。Smearは、ドラック始めの頂点のデータを弱めながら他の頂点に持っていくことができる。(絵の具で書いたものを指でなぞるような感覚)Gradientは、ドラッグした範囲で徐々にWeightを変更する。ドラッグ始めのWeightは、予め設定されている値が使用される。ドラッグ終わりのWeightは、0になる。Sample Weightは、クリックした部分のWeightの値を読み込む。Brushでその値を利用して他の部分に適用することができる。
Vertex Groupsは、Modifiers、Particles、Physicsなどで利用できる。
一例としてModifiersに適用した例です。
File > New > Generalで新しいファイルを作成。XキーでCubeを削除して、Shift+A > Mesh > Monkeyを追加。マウススクロールで適当な表示倍率に、中ボタンドラッグで適当な向きにする。
Suzanneの選択を解除。PropertiesエディタのModifierタブを選択。Add Modifier > Wireframeを選択する。
Replace OriginalのチェックをはずしてオリジナルとWireframeの両方を表示させる。
Vertex Groupを利用して、このWireframeを耳の部分にだけに適用する。Object Dataタブをクリックして、Vertex Groupsの+をクリックする。
Groupという名前のグループが作成されるので、ダブルクリックしてWireframeと名前を変更する。
Edit Modeに変更して耳のあたりをドラッグして選択し、Weightが1.0であることを確認してAssignをクリックする。
Object Modeに戻って、 Modifierタブを選択。 Vertex Groupに今作成したWireframeを適用する。Modifierタブでは、Vertex Groupの左に表示されている両矢印マークをクリックして、耳以外にWireframeを適用することもできる。また、下のFactorの値を少しだけ上げるとWireframeが適用されていない部分に薄っすら適用することもできる。Factorを1.0まで上げるとVertex Groupを設定していないのと同じ状態になる。
Weight Paint Modeに切り替えて、耳以外をWireframeグループから除外することもできる。